ずっと間違ったカタカナ発音のままでいいですか？
「間違いだらけのカタカナ英語」英語を義務教育で初めて習う中1の一番最初から間違った発音を習っている。そんな常識を信じられますか？中学校のABCは歌で覚えた人も多いはず。 しかしまさかそのABCソングがカタカナ英語の元凶だったとは……。
今回は小学生から社会人まで幅広く指導経験があるプロ講師の筆者が、①カタカナ発音の特徴、②簡単な改善方法、また③カタカナ・アルファベットの間違いをわかりやすく解説します。間違ったカタカナ発音を直すだけで、英語が格段に伝わりやすくなります。ネイティブに「きれいだね」と言われる発音を身につけましょう！
「カタカナ発音」しがちな人あるある
- 子音、母音ともに弱い
- 吐く息が少ない
- 声がそもそも小さい
- 子音単体で発音できない
- 母音をはっきり発音してしまう
「脱カタカナ発音」で気をつけること
- 基本的に日本語よりも5倍強く大きく発音すること
- 日本語の発音は全体的に弱いという事実を知る
- 英語の子音の速さは日本語の5倍以上ということを理解する
- つまり英語は強く速く発音しなといけない
実はローマ字と読み方が違うアルファベット
これがマスターできないと一生英語を聞き取れません。しかし、逆にコツさえつかめば4日間で発音の効果が出てきます。ここでは代表的なものだけを抜粋してご紹介します。
A： 「エー」ではなく実は「エイ」
B： きつく閉じた唇の状態で溜めていた息を吐く。もっときつく強く発音すると"p"になる
C： 「シー」ではなく実は「スィー」上下の歯を閉じて歯の隙間からゴマを飛ばすイメージ。
D： 「デー」ではなくで実は「ディー」。
F： 上の歯が下の唇にわずかに触れない位の隙間を通る風の音。吹いている間、触れ合う唇を振動させると"v"の音になる
H： 寒い時にのどの奥から「ハー」と息を出すイメージ。「エッチ」ではなく実は「エイチ」または「ヘイチ」
J： 「ジェー」ではなく実は「ジェイ」
L： 「エヨ」といいつつ舌先を葉の裏につける
M： "em"といいつつ"m"で上下のくちびるを軽く閉じる
N： "en"といいつつ口は軽く開けたまま舌先を上の歯の後ろに軽くつける
O： 「オー」ではなく実は「オウ」
R： 「アー」と発音しながら喉の根っこが下に沈んで息ができなくなるイメージ
V： 「ブイ」ではなく実は「ビー（ヴィー）」
W： 「ダブリュー」ではなく実は「ダブユー」
X： 「エックス」ではなく実は「イクス」
Z： 「ゼット」ではなく実は「ズィー」
おわりに・コツをつかんで苦手を得意にする
「英語を話すのが嫌いです。」「発音が苦手です。」「リスニングが下手です。」という方に限って、 発音練習の絶対量が少ない人が断然多いです。それはテスト勉強をしてない人がテストで赤点を取って文句を言うようなものです。忙しい会社員はまず、①発音のコツを知り、②正しく反復して練習する、③発音の絶対的な定着をはかることで、英語にもっともっと自信がつきます。 発音がきれいになるだけでなく、リスニングや英語の音も正確に聞き取れるようになります。今日覚えたアルファベットは、トイレや手帳などに目に届くところに印刷して貼り、意識的に毎日1行通して読む練習をしましょう。 基礎訓練を積んで、絶対的な発音を身につけることで、カタカナ英語や「英語が聞き取れない人」から脱却しましょう。
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このブログを書いた人
ジュリカ＠英語ライフワーカー
海外経験なし・独学でTOEIC200点台から865点を取得。「人事部評価が東大より高い国際大学」合格。4年で3,000時間以上英語で受ける。大学3年次、東京・青山でフルタイムのインターン。広報、企画に携わる。英会話教室に入社。幼稚園児～社会人に英会話、英検、TOEICを指導。退職後、神奈川へ。韓国人男性と結婚。ブログでこじらせ系と揶揄される。気分が良いときは小躍りする癖がある。
