効率的なビジネス英語学習の習慣化を後押しする厳選サイト3選
多読をやりたいけど絵本、児童書、小説には興味がない、
という人が結構いる。
Twitterでそうゆうつぶやきを見つけたので筆者が答えてみた。
@navokov こんにちは!はじめまして!多読を実践しているものです。興味のある分野で多読いいと思います!専門分野だと尚いいです。大学で社会学専攻だったので社会、心理学、政治、国際に関する本を沢山読みました。でも単語は割と難しくてボリュームあので挫折しました。
— ジュリカ@ライフワークEnglish (@julikayab) May 15, 2015
絵本や、児童書、小説を楽しんで読めるならそれでいい。
でも、世の中のビジネスマンにはその時間さえも惜しいのだ。
今日はリーディングの重要性と、英文ニュースが無料で読めるサイトを厳選して紹介し、その活用方法をお伝えします。
ニュースで多読・こんな人向け
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ビジネス英語を身につけたい
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英語の勉強をしているときもビジネス感覚を意識したい
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英語で新聞を読みたいけど自分には難しい
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でも絵本や児童書、小説などには興味がない
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リスニングも勉強したい
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海外の英語ニュースで勉強したい
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面白いニュースで英語を勉強したい
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CNN NewsやBBCなど海外ニュースはレベルが難し過ぎる
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多読多聴に挑戦したい
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市販のニュースを扱った教材、問題集はつまらない (出版するときにはニュースが既に古くなっているため)
英語力は4技能(読む、聞く、話す、書く)で「読む」を重視
TOEICでもリスニング、リーディングとわかれていて、
高得点をたたき出すにはリーディングの力が絶対になってくる。
ニュースがわかれば外国人社員や友人と話す時のネタにもなる。
会話の中で習った英文をそのまま述べることも可能。
メールや文章でも使うことができる。
英語がもっともっと楽しくなる。
英語がわかる方法
英語がわかる方法には2通りある
①英語の文と日本語の文を照らし合わせて読む
②日本語を介さないで理解できるくらい簡単な英文から読み始め難易度をどんどん上げていく
①の場合は対症療法
自分の専門分野などがあり、急いで英語力をあげたい場合はこちらが効率が良い。
例 TOEICリーディング、医療系、ITなど決まった分野がある場合
てっとり早くTOEICの点数のみをあげたい方は過去記事のこちらをどうぞ。
②の場合は体質改善
即効性はないが、英語の絶対量が増える。
簡単な英語の言い回しが増える。
英単語を英語で理解し、説明できるようになる。
長期的にはこちらの方が力がつく。
筆者が行っている「身長×2倍の数 英語多読日記」~英文インプットの絶対量を確保する~を始めた理由は過去記事をどうぞ。
Japan Times ST
無料で英文と全訳が読める。
英語のニュース | The Japan Times ST オンライン
メリット
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Japan Timesが書いているため校正などがきちんとしていて信頼がある
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扱っている内容が日本のニュースなので理解しやすい
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日本語訳があるため理解できているかチェックできる
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難しい単語の上にマウスを乗せると意味が表示される
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新しい構文や英単語を文脈の中で学べ日本語で理解できる
デメリット
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時事英語や高度な単語がちらほらあるため初学者には取り組みにくい
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文章が長いため初級の学習者にはわかりずらい
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新聞を読む習慣がない人は続けられない
学習方法
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精読向き
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英語本文、和訳文を印刷をする
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まとまった意味ごとに文を区切る
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わからない英単語は意味を調べて書き込む
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たくさん音読する(最低30回)
Breaking News English
最新ニュースの記事がレベル別で読める海外のニュースサイト。
音声も5段階(一番遅い、遅い、普通、速い、一番速い)。
Breaking News English Lessons: Easy English News | Current Events
メリット
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最新ニュースのため内容に興味が湧く
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世界中で話題のニュースが多いため、日本でも報道されている内容も多数
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レベル別が広いため、ステップアップしやすい
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自分のレベルがどれくらいかわかる
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簡単なレベルほど英語が割と読みやすい
デメリット
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レベル0でも文章は平易じゃない
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日本語訳がない
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音声の質が低い
学習方法
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多読向き
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とにかく量をこなす
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毎日読む習慣をつける
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印刷して持ち歩く
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1回で意味がわかったらそれ以上読む必要はない
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2~3回通して読んだら他のものを読む
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辞書を引いても引かなくてもいい
ESLリーディング
ESL(English as a Second Language)のリーディングサイト
メリット
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音声スクリプトの質がいい
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エッセイなどがあり、書き方の参考になるものもある
デメリット
学習方法
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音読、リスニング、ライティング向き
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まずは音声を聞きながらスクリプトを追う。
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音声なしで声に出して読む
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音声を聞きながら、声に出して読む ぶつぶつ言う→マンブリング はっきり声に出す→シャドーウィング
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最終的に音声のみ、文章のみで意味がすっと理解できるまで繰り返し音読・黙読する
多読と精読、それぞれの効果
精読の効果は英語の理解力を磨く、多読の効果は英語力の底上げ
例えば、最近野球を習い始めた人がいる。
精読は、野球にあたるフォームの研究
グリップの持ち方、姿勢、腰の位置などを一つ一つ矯正していく必要がある。
コーチをつけた方が上達は速いだろうし、
自力でもDVDの解説のビデオを見て鏡の前で練習してもいい。
多読は、野球にあたる打ちっぱなし
とにかく打って打って打ちまくって感覚で身体に染み込ませる。
打つ時の集中力(質)も大事だが、回数(量)も大事である。
多読 vs. 精読
多読に軍配
ブログを読んでいると、
精読と多読はどちらが大事かという話になる。
私は断然多読派だ。
世にあるよくある「両方大事」とか言って適当に議論を終わらせはしない。
イチローは確かに素晴らしいコーチをつけ、
研究に研究を重ねてフォームを身につけたはずだ。
しかしそれだけでメジャーで活躍できる選手にあっただろうか。
否。
彼の成功には、昼夜を問わず、素振りをして
打って、打って、打ちまくっているはずだ。
質も大事、だが量が絶対だ。
受験、入社試験で問われる時事英語
最近では受験や入社試験でもニュース英語の力が問われる場合がある。
大学入試で推薦入試やAO入試だと、
時事問題などについて質問される場合がある。
グローバルに展開している会社だと英語のテストがあり、
題材が業界に関する英字新聞の記事だったりする。
その際に、きちんとニュースや新聞の記事を読んだり聞いたりする習慣があると、
そういった場合でも慌てずにすむ。
多読記録 報告
時事英語を大量インプット!といっても私は気が向いたときにしかやらない。
負荷かがかかり過ぎて消耗するからだ。
のんびり気楽に勉強したい人は筆者が挑戦している絵本多読を勧めたい。
今日読んだ数:3冊
累積冊数:35.3冊
読んだ本:
まとめ
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英語力をつけるなら「読む」を強化しろ!
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英語がわかる方法は、日本語を介するか、簡単な英語を多用する
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Japan Times STは精読、Breaking Newsは多読、ESLリーディングはリスニングとその他
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精読は研究分析、多読は実践
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精読に固執するよりも多読で数をこなすのが大事
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英語の生で受験、入社試験で泣きを見ない
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とにかく続けるのが大事
褒められると伸びるタイプなので、シェアかブックマしていただけると嬉しいです……|ω☆`)キュピーン
このブログを書いた人
ジュリカ@英語ライフワーカー。「英語を日常と仕事に取り入れる」をモットーに独学の学習法を紹介。海外留学・在住経験なしで独学でTOEIC 865点取得(2015年1月当時) 「人事部評価が東大より高い国際大学」に入学。4年間で3,000時間以上英語で講義を受ける。大学3年次、東京青山でインターンとして広報、企画、翻訳に携わる。英会話学校に入社。幼稚園児~社会人に英会話、英検、TOEICを指導。退職後、神奈川へ。韓国人男性と結婚。ブログでこじらせ系と揶揄される。気分が良いときは小躍りする癖がある。