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英語多読でTOEICのリスニングスコアを確実に上げる

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photo by: www.pexels.com

今日は、「英語多読だけでTOEICのリスニングスコアを確実に上げる方法」についてお話します。
人間は「読んで理解できない」ものは「聞いても理解ができない」です。つまり、逆に「読んで理解できる」ものは「聞いても理解ができる」のです。リスニングが苦手な人に限って「私はリーディングは得意」「学生の頃、センター入試で●●点以上だった」といいます。

 真面目な人こそ注意。リスニングが苦手な原因

しかし、「英文の構造が理解できる」のと「英文を早く処理できる」のとでは使われる能力が全く違うのです。長文の問題が解けても、整序問題で点数が取れても、問題ができても、英語を聞き取ることはできません。

なぜでしょう。それはずばり「英文を早く理解することができない」「完全な理解を伴った速読ができない」からです。

間違った勉強法に翻弄されれはいけない

こうお話すると皆さん「じゃあ速読をやろう!」「速読の教材を書店で探そう!」「Timed Reading(1分間に何語読めるか計る)を訓練しよう」と言い出します。話が飛躍しすぎです。そもそもそれらの訓練はある程度、①英語の基礎がある、②中上級以上、③膨大な文書を処理するときに用いると効果的、という制限があります。誰もが気軽に取り組め、簡単に効果がでる、楽な学習法ではない、と言えます。

多読はリスニングに効果絶大

ではどうしたら良いか。今言ったすべてを解決するのが英語の多読です。多読とは、「多く読む」ことです。自分のレベルよりも2つ、3つ簡単なレベルの本を読みます。簡単でシンプルな短文を大量に読むことが何より大事です。「レベルを下げて読む」というと、大抵の方が「レベルが下がる」「難しい英文が読めなくなる」「新しい語彙が学べない」といいますがそれはすべて間違いです。

考えてみて下さい。会話はどのように成り立ちますか?自分で会話を発する時に、日本語の文の構造を複雑に考えてから言葉を発しますか?東大卒、京大卒のエリートじゃあるまいし、普通の人間はごくシンプルに短く、わかりやすく話そうとつとめているはずです。英語もリスニングも同じです。簡単でシンプルな英文をたくさんインプットすることで、英語のデーターベースが脳内にできます。何度も何度も同じ表現ができれば目をつぶっていても言うことができます。そういった英文が脳内で増えることで、リスニングをしている時にデーターとして高速に自由に引き出し、結果リスニングの能力が飛躍的に伸びるのです。これは偶然ではなく必然です。

筆者の多読の実践と多読記録

今日読んだ数:2冊

累積冊数:20.3冊

読んだ本:

Tale of Peter Rabbit

The Tale of Peter Rabbit (Illustrated) (English Edition)
 

The Tale of Benjamin Bunny

The Tale of Benjamin Bunny (Illustrated) (English Edition)
 

「ぴーたーらびっとぅ?」っと思った方。

あ、ちょ、石投げないで!

別にわたしもそんな趣味(どんな趣味)ないです。

メルヘンとかガーリーとか興味ないです。

なぜピーターラビットなのか?

アルク出版のピーターラビットシリーズがお勧めです。

英語学習用に出版されているからです。

効果

  • 英語の擬態語の音が身につく
  • 絵とCDがついてるため取りかかりやすい
  • 英語のリズム感が身につく
  • 話が短いので負担がない
  • 単語訳リストがついてるためわずらわしくない
  • 英語の純粋な音を身に着つけることで発音が良くなる
  • 発音が良くなるとリスニング力が上がる

擬態語は非常に面白いです。

例えば、うさぎが「ぴたぴた」歩く様など、英語で表現されています。

音を聞くだけでなんとなく想像できるのが面白いです。

 

このアルク出版のピーターラビットにはCDがついています。

本にCDの使い方も書いてあります。

このシリーズには別にナーサリーライム(童謡)があります。

英文にリズムがあって音遊びが豊かなのです。

 

絵本なので話が短いです。

絵もあるので見かけの厚さより短いです。

読んでいてつかれません。

所要時間15分ほど。

 

絵本は意外と幼児語などを使っています。

わかりにくい単語や表現は添付の単語リストで確認できます。

私は読み終わった後にざっと目を通します。

あらすじと感想

ピーターには3人の姉妹がいます。

ある日母が「マクレガーさんの庭に入ってはいけない。

あなたたちのパパはあの庭で事故にあったの。

マクレガーさんの奥さんにパイにされちゃったのよ」という記述があります。

なんとも。全然子供向けじゃない。

日本では可愛らしいイメージのピーターラビットシリーズですが、海外では違います。

「悪さをしたら捕まってパイにされて食べられるぞ」という教訓を子供たちに教えます。

ちなみにこの後ピーターはいいつけを守らず捕まりそうになりました。

しかも盗みを働いてです。

全然穏やかじゃないです。穏やかじゃないところが大人も楽しめる所以です。

おわりに

世界中で愛されているピーターラビットシリーズ。

普通の子供向け作品にはない教示に富んだ作品だからこそ大人にも愛されている作品なのです。

応援してくれるとやる気でるから、シェアかブックマして貰えると嬉しいんだけどなー……|ω・`)チラ

このブログを書いた人

ジュリカ@英語ライフワーカー。海外留学・在住経験なしで独学でTOEIC 900点取得。「人事部評価が東大より高い国際大学」に入学。4年間で3,000時間以上英語で講義を受ける。大学3年次、東京青山でインターンとして広報、企画、翻訳に携わる。英会話学校に入社。幼稚園児~社会人に英会話、英検、TOEICを指導。韓国人男性と結婚。ブログでこじらせ系と揶揄される。気分が良いときは小躍りする癖がある。